それぞれの本には、その当時最高の情報を組み込んできたつもりです。しかしながら、アロマセラピーや医療は日々進歩して、臨床を通して新しい発見などもあるため、本の内容を補足したり、執筆当時のエピソードなどをお伝えしたいと考えておりました。
今回、ブログという形で読者の皆様方に、直接情報を流せることは大変喜ばしいことと思っています。
我々の書いた本が少しでも皆様のお役に立てれば、こんな嬉しいことはありません。もっともっとお役に立てるようにいろんな側面から補足して行きたいと考えています。
また、我々の本をまだ読んだこともない方も、是非興味を持って頂き、お手元においてアロマセラピーを有効に活用して頂ければとありがたいです。
2007年02月28日
アロマセラピーで花粉症を撃退。アトピー性皮膚炎にも効果あり
とうとう、嫌な花粉症の時期がやってきました。
花粉症の症状を抑えるには抗アレルギー剤を内服したり点鼻や点眼薬を使用するのが効果的です。アレグラ(サノフィ・アベンティス)やクラリチン(シェリングプラウ)、ジルテック(第一製薬)などあまり眠くならない内服薬も出てきていますので、試してみる価値ありです。特にクラリチンやジルテックという一日一錠で効くお薬を寝る前に飲むようにすると、眠気が気にならないと言われる患者さんが多いです。
さて、アロマセラピーで花粉症を抑えるにはユーカリが良いと思います。ユーカリには鼻粘膜や気管支粘膜、眼球結膜など粘膜を保護するムチンの量を増やしてくれる1,8−シネオールが含まれているのです。その為、ユーカリ・グロブルスやユーカリ・ラジアタを吸入することで、粘膜の炎症を和らげることが出来、鼻閉感やそれに伴う頭重感が解消されると考えます。実際、この時期になると毎年多くの患者さんが精油を買いに来られるので、その効果は確かにあると思います。ただ、アロマセラピーをはじめたからといって今まで飲んでいた抗アレルギー剤などのお薬を急に止めるのだけはしてはいけませんよ。アロマセラピーを行うことで症状が軽くなり出したら、徐々に内服薬を減らしていくというやり方がベストです。
ユーカリですが、風邪の時などはユーカリラジアタをお勧めします。なぜなら、粘膜を保護する1,8−シネオール以外にαテルピネオールという殺菌作用の強い成分が入っているからです。しかし、花粉症の時は、ユーカリ・ラジアタよりユーカリ・グロブルスをお勧めします。もちろん1,8−シネオールの含有量が多いからです。私としては香りの好きなユーカリ・ラジアタを好んで使いますが…。
ユーカリ・ラジアタやユーカリ・グロブルスをティッシュに3滴滴下して吸入したり、お風呂に2〜3滴滴下して入浴するもよし、直接ビンの蓋を開けて鼻の下に近づけて吸入するもよし。いろいろな使い方で花粉症の時期を乗り切って欲しいと思います。
PUAROMAヤフー店 http://store.yahoo.co.jp/puaroma/
PUAROMA楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/puaroma/2007年02月08日
吉井クリニックでもインフルエンザの患者さんが増えています
昨年から今年にかけて暖冬のため、風邪の患者さんも少ないかと思っていた。しかし、蓋を開けてみると風邪の患者さんは結構多く、昨年末はノロウィルスによる下痢を伴った発熱も多く見られた。
また、今年に入って、インフルエンザの患者さんが増えてきているので注意が必要である。やはり特徴は40度近い高熱と風邪の症状であるが、インフルエンザかどうか、A型かB型かの検査が簡単に出来るので種類を特定してから、インフルエンザのお薬を飲むとより高い効果が期待できる。
インフルエンザでも風邪でも、罹ると非常に辛い。日頃より、うがいや手洗いをキッチリすることで予防できるので、心がけて欲しい。また、アロマセラピーを使うのも非常に有効的である。ユーカリやティーツリーを、ひいたかなと思った時に吸入することをおすすめしている。アロマセラピーは予防療法としてとても高い効果があることを覚えておいて欲しい。レモンやスイートオレンジの芳香も予防効果が高い。
2006年12月29日
柚子湯は古くからある日本版アロマセラピー
日本人になじみがあるアロマセラピーというと香道だという人がいるが、私はそうは思わない。香道とは庶民のものではなく貴族など高貴な人が行っていただけで、民間療法の一つとして注目されているアロマセラピーとは異質のものと思っている。
では、日本版アロマセラピーはというと、私は柚子湯を挙げたいと思っている。柚子湯とは冬至の日の寒さから身体を守るために古くから行われている慣習みたいな物。お風呂に柚子を丸ごと入れて、香りを楽しみながら入るというもの。小さい頃より両親がするがままに受け継いできたような部分が多い。
アロマセラピーを研究するようになって、柑桔系の果皮に含まれているリモネンに血管拡張作用があり、皮膚表面温度を多い部分では2℃も上昇させることも発表してきたが、柚子湯はまさにこれの応用と考えることが出来る。
つまり、お風呂に入れた柚子の果皮からリモネンの成分が自然に流れ出すことで皮膚からと吸入することからで体内に吸収され、血管拡張作用を起こす。
これにより体温、すなわち皮膚表面温度が上がり、湯冷めしにくく、いつまでも温かいから風邪もひきにくくなるのだろう。
柚子湯は、日本版アロマセラピーであるという私の見解、理解してもらえたであろうか?
もちろん、柚子湯の替わりに私と吉井先生が考えた入浴剤でを使ってくれても良いし、オレンジやレモンの精油を使ってくれても柚子湯の替わりは出来ますよ。

